他のサロンに行きたがっているお客様がいたとしたら止めるべきでしょうか?
「他のサロンに行っちゃおうかしら」「他に気になっているサロンがあるのよ」こんな風にお客様に言われたらどう答えますか?(私の実体験です)
よく商売でいわれる「お客様を囲い込む」という言葉に従ってなんとかして引き止めようと思うかもしれません。改めて自分のサロンに通うメリットを伝えたりなにか特典をつけてみたり、、、
でも私の場合は「ぜひ他のサロンも行ってみてください^^」と笑顔で伝えます。
(お客様を逃したくない、、、他のサロンに行ってほしくない、、、)
と考えてしまう心理もわかるのですが私は全くそんな風に思いません。
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お客様を囲い込まない理由
その理由は、私のサロンを本当に気に入ってくれているなら必ず戻ってきてくださるから。
これは実体験としてそうなんです。
むしろ一旦、他のサロンを経て戻ってきたお客様はそのあと、他のお客様よりも長く頻繁に通うようになる場合が多いです。
つまり、他を知ることで私のサロンの評価が
「このサロン”も”いいな」から「絶対このサロンがいい」へ確信レベルで高まったということ(そう信じたい)。
ちなみについ先日も、他サロンへ行ったお客様から「ここの技術の凄さがわかりました」と嬉しいお言葉をいただきました。ありがたや、、、( ; ; )
反対に、そこまで気に入られてなければもちろんそれっきり。私はそれで全然良いと思っています。お客様をむりに引き止めてその場で特典などをつけて媚びてまで通われても、結局良いことはありません。
本音を言えない関係性…
義務感やお付き合いで通うとお客様はストレスがたまっていきますしだんだん本音も言いづらくなります。
実際、新規のお客様に来店理由をきいてみると、前のサロンのそういう関係が嫌で私のサロンに移ってきたという方もチラホラいらっしゃるので案外、あるあるみたいですね^^
まるで上司の誘いを断れない若手社員みたいな関係、、、
顧客心理としては、「ほどよく提案して導いてほしい」「でも押されすぎると引きたくなる」という乙女のように複雑な心理があります。
つまり、引きどころを間違えるとあっさり離れていきます(泣)
とくに個人サロンはお客様との距離が近くなりがちなので「他のサロンに浮気しないくださいね」なんて、悪気なくいう人もけっこう見かけます。
半分は冗談で、半分は釘を刺すために。
しかし、そのタイミングでお客様を囲い込もうとするのは遅いんですね。他のサロンに行くのはお客様の自由であり止めることはできません。
見直す場所は別にある
なので、仮にちゃんと改善するとしたらどうやって引き止めるか?ではなく【新規来店からリピートまでの流れ】を見直します。
・次回予約されない理由
・他のサロンへ行きたくなる理由
なにかあるはずなので、それを解消していきます。
ただし、近所に新しいサロンができたり評判の良いサロンがあれば誰でも「一回行ってみよう」と思うのは自然なことなので
他のサロンへ=失客
と早とちりしないように注意ですね!
目先の利益よりお客様の気持ちを尊重するほうが、巡り巡ってサロンに返ってくるなあと感じることも多いです。
それでは、また(^ ^)