こんにちは、町田です。前回のブログではお客様になにか提案する際に忘れてはいけないことをお話ししました。
多分これまでも何回か話していること。大事なことは繋がっていきますね(*^^*)
私が銀座のサロンを退職することが決まった2013年夏。
同じ店舗に配属された20名ほどの同期はすでに全員退職し、1人も残っていませんでした。
そんなある日の(超短い)休憩のとき。
最後に辞めていく同期が「私、独立するんだよね!」というのです。
おおっ!と思って「そうなんだね!おめでとう!(*^^*)」
私も退職後は、同じ道に進むので、
・どんな風に資金を用意したのか
・どこにお店を構えるのか
などなど聞きたいことはたくさん。
するとその子は「お金はね、パパに出してもらうんだ〜〜♪」と。
私「へ?お父さん?」
「ちがうよー店で知り合った、パパ!最初お金出してもらって軌道に乗ったらサイコーじゃん?!」というのです。
その子はエステの仕事のあとに、夜のお仕事をするという超バイタリティのある女子で一睡もせず、次の日仕事に来るなんてことはよくありました。
(当然眠いでしょうからミーティング中には舟こいでいるかんじ)
エステサロンはたとえ大手であっても、都内で一人暮らしができるほど稼げるのは少数です。歩合制ですからね…ダブルワークをするのも納得です。
私はもうなんともいえない気持ちで話を聞き。人にお金出してもらうのはいいのです。自分のことを応援してくれるのでしょうから。
性別と若さを武器に戦っていくたくましいその子を先に見送り、、開業についての話はほとんどできませんでした。
「パパが店の内装もしてくれるし〜」
「パパがなんでもしてくれるから〜」
「町田さんも開業するならそういう人探したらー?」
‥ひいい( ; ; )
ここにはとても書けない男女間の駆け引きなんかもいろいろ言ってました。あぁ‥話すほど目には見えないなにかが、失われていく気がする‥そんな気持ちでした。
実際、女性が若くして開業や独立をすると、”パパ説”を疑われることもありました。男性はいわれないのにね。
私の場合は、自分のお金で。サロンで仕事をしていたときのお給料と小さな頃からの貯金で始めました^^
なので、そう聞かれるとか、思われているとちょっぴり切ないです。
私が自分で、頑張って働いて貯めたお金。お金は貯めるのは本当に大変。(稼ぐのも、もちろん大変です)
自分でサロンを始めてから特に感じるのは、エステは対面のお仕事なのでお客様のお財布から、直接お金をだしていただきますね。
これは毎日のことでも当たり前に思えず、いつもドキドキします。そして、ありがとうございます‥と思います。
サロン勤めしていた頃に毎月お給料がポンと振り込まれていた時の感覚とはまるで違います。
本当ならね、、一円ももらわないでサービスして喜んでもらいたいし、、主宰するエステ講座だってそう。
でも、そうはいきませんよね‥
自分でやるからには、
【より質の良いものをより高いサービスを届けたい】
【良い人たちだけに囲まれて仕事がしたい】
メニューを決めるのも価格を決めるのも、結局は自分がどんなサロンにしたいかが決めてに。
どんなサロンにしたいのかは、どんなお客様にきていただきたいか、ということなので、結果的にはお客様を選ぶことになります。金額設定もその一つです。
お勤めしていたら、決してできないことです。
そして人にお金を出してもらう人より身銭を切って動いている人は覚悟があります。最初はそれでもいいです、いつかそのありがたみに気づけたらいいのです。
その後はその子のサロンはどうなったのか、本人は何をしているのか…不明。
サロンをしていると何か失敗したり、挫けたり疲れることもありますが、無理なく、がいちばん。
「今のこのペースでこの先10年続けられる?」くらいの頑張り具合でないと、、いまはよくても、いつか倒れますからね。
ではまた次のブログでお会いしましょう!