面接にて
『なぜ、エステティシャンになろうと思ったのですか?』
これは、大手サロンの面接で必ず聞かれる質問です。
エステティシャンの卵
『はい!私は御社でお客さまにご満足いただける技術力を身につけ、
貢献するとともに、自分自身も美しくなりたいと思ったからです!』
きっと
9割ほどのエステティシャンの卵が、面接でこう答えるでしょう。
今日は上記に書いた
「自分自身も美しくなりたいと思ったからです」
という点についてつっこんでいきたいと思います。
毒舌な予感…
めでたく入社がきまり
厳しい研修が始まると、、
1週間もたたないうちにひとりふたりと、同期が退職していきます。
研修は厳しく、専門学校で学んだことなんて現場ではほとんど役に立たなかった…
そして、エステティシャンの仕事はとても激務!
マッサージという肉体労働をしつつ
頭を働かせ、化粧品やエステコースを販売するためのセールス(営業)もこなします。
そんな生活を数ヶ月送るとどうなるかというと…
あるものは激やせし
あるものは激太り
あるものはブツブツの肌荒れに
あるものは円形脱毛症に
自分の健康を維持できず、美容のケアも疎かになります。
ココだけの話、
入社一年目で総入れ歯ならぬ、総虫歯になったスタッフもいました(・・;)
総虫歯って…
けれど、
自身へのケア不足で肌荒れやスタイルを維持できないエステティシャンには説得力がないので
それに伴い営業成績もおちます。
なぜなら、、
お客さまの目はとてもシビアだから。
・おすすめしてくるその高価なお化粧品を使っててそのお肌なの?
→その化粧品、絶対効果ないよね
・そのサプリ飲んでてそのスタイル?
→絶対きれいに痩せられないよね
となるわけです。
ぐうの音も出ない
多くの方は、自分がキレイになれると思ってエステの世界に入っていきますが
それは間違いだと思います。
お医者さんが自分の手術ができないように
エステティシャンは自分のカラダをエステできない。
だからどんなに激務で疲れていても
普段の正しい生活習慣や地道なケアで
自分を綺麗に保つ努力が人一倍必要な職業だと思っています。
エステで癒されて美しくなれるのはお客様であって、自分ではないんです。
そして想像してた華やかな職業とのギャップに、やめていく人が
後を絶たない業界でもあります。
ただ、美容の知識はつくし、
自分のスキルを高めていける面白さもある。
さまざまなお客さまを癒しながら
面白い話をきけることも多く、自分が知らなかったことを知ることが出来る
エステティシャンは素晴らしい仕事だということを
もっと知ってもらいたい。
もっと広まってほしい。
ホント、いい仕事だよね
夜疲れて帰っても
メイクは落として洗顔してからのスキンケア。
歯磨き、お風呂は嗜みとしてやりぬきましょう!
美は1日にしてならず
まさに積み重ねです。
エステティシャンになったら
キレイになれる
ではなく
エステティシャンだから
キレイでいなくてはならない
このことを私は声を大にして言いたいと思います。
今日はここまで!