こんにちは!町田美香子です。
近頃、
私が主宰するエステスクールの受講生の方々とお話しするたび毎回、皆さんにお伝えしていることがあります。
毎回話しているということは、、多くの方が「同じことをしている」可能性が高いということ。
ですので、今回はそれについて詳しく書きます。
Contents
施術時間は延ばすのが普通?
あなたはお客様にエステを提供するとき「施術時間をオーバーしてエステを提供している」ことはありませんか?
つまり60分という決まったメニューがあるのに70分、80分と時間をのばしたり、、
パック中になんとなく頭のマッサージをサービスしてみたり、、
「決まった時間、決まった内容以上のモノを提供してしまっていないか?」ということです。
施術時間を長くする本当の理由
これは多くのエステティシャンがやりがちなことで、長い期間続けてしまっているサロンオーナー本人が疲弊している印象があります。
そんな方にむけて私が声を大にして言いたいのは
「エステはボランティアではありません!!」ということ。
本当は自信がないだけ?
一見、決まった時間より長くエステを提供することって
「ホスピタリティ(もてなしの心)が高いからかな?」と思うかもしれませんが、、
たぶん根底にある本当の気持ちは
「自分の技術や接客に心から自信を持てていないから」ではないでしょうか。
実は、私自身も同じ経験があります。
大手サロンから独立しお店を開けば誰か来るだろうと思い込み新規のお客様が来ても定着せず、ひとりで悩んでいた頃。
新規客、既存客にかかわらず「せっかく来てくれる数少ないお客様だからなるべくサービスしてあげて次も来てもらえるように満足してもらいたい!」
当時は本気でそう思っていました。
自分本位なサロンオーナー
けれど今思えば、、その気持ちは間違っていたんです。
なぜかわかりますか?
………
なぜなら私が予定時間よりも長く施術することで 「お客様の大切な時間を奪っている」ことにもなっているから。
そしてホスピタリティというベールに包まれた私の本心は、、
「リピートしてほしい」
「私を好きになってもらいたい」
「ほかのサロンよりサービスしているんだからまた来てくれるはず」
という自分よがりな考えかたでした。。
自信のない自分を隠すために予定時間よりも長く施術を提供することが必死で考え出した苦肉の策だったのです。
具体的な解決方法3つ
もしも、ここまで読んで少しでも思い当たる方がいらっしゃったなら私ができるアドバイスは3つです。
1、技術が苦手、自信を失っている場合
→技術のポイントは「連続性」「滑らかさ」「緩急」
どれが欠けても心地よい技術とはいえません。
まずは丁寧なタッチから心がけてみてエステ後のご感想をお客様に素直にきいてみましょう!
2、実はカウンセリングに自信がない
→お客様が何を思ってエステに来てくれたのかその方が求めているものはなにか、リラックスして肩の力を抜きお客様のお話に耳を傾けてみましょう。
3、目の前のお客様との時間を楽しむ
→意外と多くの方が意識できていないのがこれです。お客様に対して品よく楽しさを提供することもエステティシャンに欠かせないスキル。
誠実、真面目であることは大前提ですが多少のユーモアや楽しい話題の提供ができるとお客様と一緒に過ごす時間が楽しくなります。
長い目で見てそれがリピートにつながってくることはまちがいありません。
本当の失敗は自分の行動を変えなかったとき
この3つは私が10年以上エステの職場で働く中でいつも心がけてきたことであり、エステを受けに来てくれたりスクールを受講してくださる方とは、いつも楽しい時間を共有したいと思っています。
実際にお会いした方からは「もっとキビキビした方だと思ってたけど町田さんっておもしろいですね」なんていわれることもおおいです。(笑)
なんだかしんどいとき辛いときどうしたらいいかわからないときもきっとあると思います。
思ったように販売につながらなかったり次回予約をいれてもらえなかったり…
でもそれは決して失敗ではありません。
あとで振り返って「失敗」になるのは現状がわかっていたのに「自分の行動をかえなかった時」だけですからね。
あとがき
少しまえまで私は自分の生真面目さに「多分、私って日本一まじめなエステティシャンだわ」と思っていましたが(笑)
私のスクールに参加してくれる方たちは本っ当にまじめでお客様のことを大切に思っていて一生懸命。
でもだからこそ悩んだり考えたりするときについつい”視野がせまくなりがち”ではないでしょうか。
そんなときには様々な講座に参加して学んで自信をつけた本を読んで先人の知恵を借り、著者の頭の中(思考)をとりいれたりしてみると、きっとまた前に進めると思います!(^^♪
あなたが好きで始めたサロンであなた自身が疲弊して大変な思いをすることがないようにいつでも楽しいサロン運営を続けられるように。
そんな想いで今回の記事を書いてみました。
読んだらすぐ行動!
これをよんで「ふんふん、なるほど」とかいいながら明日、お客様に施術するときに長くやりそうになっている自分に気づいたら、、
「はっ!( ゚Д゚)エステはボランティアではない!って、町田さんが言ってたな…」
と思い出して時間内に施術を終わらせてくださいね。(笑)
長くやったりサービスするのはお店の周年記念やお客様のお誕生日の時だけで充分なのです。
ぜひ日ごろのサロンワークで活かしてみてくださいね。